ハタヨガのポーズはどれも一年を通してできます。心とヨガでは季節に着目したテーマで行っています。大まかに陰陽では1日の中で日の出から日没までは陽の質が強く、日没から日の出までは陰の質が強い、そして四季も夏至と冬至で陰陽が入れ替わる時期でもあります。その影響により気温や気圧の変化で季節の移り変わりが体調に変化が起きやすいとされています。太陽と月、陰と陽の反対の性質のものはバランスを取り合いながらが成り立っていて、どちらか一方だけが強い場合、不安定だと何かしら問題が起きてしまいます。人もバランスを崩すと体調が悪くなり自律神経が乱れ不安になって、何事にも立ち向かうエネルギーも不足しますね。何事もバランスが大事です。40代からのからだの転換期は更年期症状で起こりうる頭痛、肩や首の凝り、筋力低下、血行不良などは疲労につながってしまうこともあるので、蓄積させないようにするのがベストです。ヨガのポーズにはそれぞれ効能もあるので、その機能を意識し、筋力をつけると同時に心身のバランスを整え養っていく事を目的としています。
テーマごとのポーズ一例
【春】朝晩の寒暖差による自律神経の乱れを整えさせる
【梅雨】汗をかきにくく、むくみやだるさに免疫力を高め、排出を促させる
【夏】暑さでの食欲不振や冷房冷えの胃腸の働きを高める
【秋】夏疲れが続き疲れやすい神経系に働きかける
【冬】寒さによる血行不良に代謝を高める
ヨガは柔軟性をイメージ、探求されることも多いと思います。人により骨格が違えば可動域も変わり個人差もあるので、理想の完成形ポーズをとりたいと形にばかり気を取られ無理をすると、かえって体に負担をかけてしまします。柔軟性重視ではなく楽な姿勢で気持ちよく行うことが継続できるポイントです。レッスンでは気を高める呼吸法からはじめストレッチや立位・座位などの軽減ポーズ含め、人それぞれに合ったフォームをサポートしていきますので、初心者の方も安心してご参加いただけます。簡単なポーズでもルーティン化することでヨガを始めた時と今の体の状態の違いを体感していただけると思います。技術向上を目的とせず、巡りを良くし自分の身体のどの部分に緊張があるのかを探りながら、体の内側で起こっている変化を感じていきます。今の自分にとって心地よいバランスがどこにあるのかを見つけましょう。